[sdgz-blog]Vol.19 僕らを作った映画:bata

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こんにちは。こんばんは。
「僕らを作った映画」連載シリーズの最後は、代表のbataからお届けです。

 序章はよいので、さっそく本題に入ります。

1.Deadpool



「グロいシーンでおちゃらけだけの映画じゃないか」

「ライアン・レイノルズがふざけているだけじゃないか」

そう思ったあなた。正解です。そういう映画です。でも、ふざけの重要さを僕は結構考えさせられた映画です。

僕自身は、実はあまり映画や音楽、マンガなどに影響は受けづらいタイプではあるのですが、デップーの映画は割と衝撃的でした。

有名な話ではあるのですが、この映画の中でライアン・レイノルズはアドリブを入れまくってふざけ倒しているのが特徴です。
自分が過去出演した映画をディスったり、映画の脚本化をディスったりと。多分本心ではなく愛のあるディスりもあるのでしょうけど、頻度の多さに驚かされます。

その自由奔放な演技を僕は初めて見たとき「やっぱ余白が大事」と改めて思いました。

規則やルールでは決められていないけど、定石や常套手段的に暗黙知に決められていること・実行すると思われていることって結構あると思うんです。
特にそれは人間の「話す」と考えています。

例えばスピーチ。卒業式で卒業生代表が話す言葉って、たぶんどこの学校も代替同じなんですよね。来賓の方が話すスピーチも。校長先生が話すスピーチは眠くなるなんて共通見解にまでなっています。

それっておそらく型が決まっていて、それが定石であると暗黙的になっていて、その型にはまるから、聞き手はつまらなさを感じるのかなと考えています。

許容可能な範囲で定石を少し逸脱することで、ウケを取ったり、聞き手に印象づけることができるのだと思います。
だから、デップーはとてもグロい映画で内容は結構人を選ぶのに、割と広く受け入れられている要因のひとつなのではないかと推察しています。

 

 

2.Kingsman / Hitman / John Wickなどのスタイリッシュアクション映画

分けることが厳密には難しいので、いっしょくたにまとめています。

これらの映画はとにかく主人公がスタイリッシュです。人を戦うシーンでクラシックミュージックをバッグで流すまであります。

中二病感は否めないのですが、このスタイリッシュさには結構影響を受けているのではと感じています。

よく考えきれていないところはある前提で、これら映画たちのスタイリッシュ「見える」理由を言語化すると、例えば、以下の要素に分解できそうです。

 

・言わないことを決めている
・表情を管理できている

 

①言わないことを決めている
デップーのときとやや矛盾な印象を受けるかもしれません。何かを伝えるときに、定石に囚われない語彙の選択は重要な一方で、何かを言わないことも重要と考えています。

単純に、言いすぎてしまうんですよね。

でもこれら映画に出てくる人たちは、言葉数が決して多くないです。2で主人公的存在として扱われ始めるKingsmanの少年は、1と2で言葉の量に変化がある気がします(実際に測ったことはないですが、少なくとも印象はそうです)。

自分の想いが強い時、人は話す語彙の数が増えます。気づいた時には「言い過ぎた」と反省します。

多くを語らない姿が重要というよりかは、何を言う・言わないかをコントロールできている状態が、正しい姿なのだろうなと考えています。

 

②表情を管理できている
ここで上げた映画の人たちは、表情を管理できている。「そりゃ演技だからだろ」となるかもしれませんが、笑うべき時に笑い、そうでないときはそうでない、という感覚はとても大事なのではと思います。

皆さんだって、内心うきうきだけど、表情では見せないように努める瞬間って無いでしょうか?かっこつけたいとか、ばれたくないとか、その背景にある理由はいろいろありますが。

「このすべきときに、すべき感情表現」は仕事においては特に重要で、喜怒哀楽をコントロールするスキルは仕事で役に立ちます。

スパイ映画を観すぎた結果なのかは分かりませんが、基本的にテンションが一定と自分は言われがちです。でも暗いときは暗いし、明るい時は明るいと言われます。そしてそのとき、自分も意図的に出したいから出しているんですよね。自分の感情を伝える表情を適切に管理するスキルは、意外と自分の感情をダイレクトに伝えやすいのかなと、年を重ねる中で感じています。

 

以上、影響を受けた、自分を作った(であろう)映画のご紹介でした。

正直、2つめのスタイリッシュアクション映画は、まだこれからも自分を作る可能性が高いです。まだまだスタイリッシュは足りていません。もう少し言語化や要素分解して、そのスタイリッシュ・スキル(いま命名)を身に着けていきたいなと考えています。

 

 

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