[sdgz-blog]Vol.16 僕らを作った映画 : Masa

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僕らを作った映画

sdgz のメンバーが順番に映画を紹介していくシリーズ!第二回はMasaが担当します。

最近はなかなか時間が取れなかったり、ほかの趣味にハマっていたりして観られていないのですが、映画好きの親の影響で子供の頃から映画を観ながら育ちました。その結果、大学では映画をテーマにした研究をしているゼミに入って、映画の観方のお勉強をしたり、映画を研究して発表したり...。
そんな人間なので、紹介したい映画はたくさんありますが、その中からいくつか、個人的に思い入れの強い映画や、何かしら影響を受けた映画たちを紹介します。

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1.『Star Wars: Episode IV - A New Hope(1977)』

まず一本目は、言わずと知れたSF映画の名作、『Star Wars: Episode IV - A New Hope(1977)』です!今も続くスターウォーズシリーズの第一作です。私が3歳のときに生まれて初めてみた映画でもあります(なんて贅沢な...)。この映画のおかげでその後映画がすきになったし、音楽や海外に興味を持つようになりました。今の趣味嗜好の半分くらいはこの映画の影響です。たぶん。
ちなみにこのポスター画像は公開当初(まだタイトルが『Star Wars』だったころ)のものを引っ張ってきました。もっとみんなが見慣れている今風のきれいな実写画像のものもあるのですが、あえてこれを選んでいるのは私がただの厄介オタクだからです。すみません...。

この映画はもう公開から45年が経ちますが、ストーリー、映像、音楽とどれをとっても最新のハリウッド大作映画に劣らない輝きを持っています。また、スターウォーズが作り上げた世界観は現代の神話といえるレベルであり、その懐の深さが、世界中で愛され、長く続くシリーズとなった要因でしょう。

最高の非日常感と没入感を味わうことができる、最高峰のアミューズメントであり、物語の伝達手段としての映画の最高傑作の一つだと思います。

まだ観ていないひとで、たくさんありすぎてどれから観るべきかわからない人は、公開順の「456123」の順番が個人的おすすめです(「4→5→1→2→3→6」も面白いと思います)。7, 8, 9は観なくてもよいです。

 

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2.『Inception(2010)』

二本目は大好きな映画監督のクリストファー・ノーランの作品、『Inception(2010)』です。『Dark Knight(2008)』でノーランに出会って(レンタルで観ました。映画館で観たかった...)初めて映画館に観に行ったノーラン作品です。今でも何回も観返す映画だし、再上映があるたびに観に行ってる気がします。

この映画は「夢」をテーマにした映画で、誰にでも親しみを持ちやすいテーマです。でもその根本には、家族愛というテーマもあります。ノーラン作品にありがちなテーマです。そしてもう一つノーラン映画にありがちなのが、ストーリーにおける「時間」の使い方でしょう(異なる時間軸を同時進行させたりとか)。私がノーラン作品に惹かれる理由の一つは、彼の「時間」の描き方があるのかもと思っています。

ストーリーテリングにおける「時間」の組み込み方に興味がある人はノーラン作品はとても楽しめるのではないでしょうか。シンプルに「なにか面白い映画何かないかな~」と探してる方にも超おすすめです!

 

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3.『interstellar(2014)』

またまたノーラン作品の『Interstellar(2014)』です。この映画は上映時間が3時間に迫る長尺の作品(ノーランあるある)で、私が初めて上映途中でトイレのため離席した映画です。この映画の影響で映画館で映画を観るときは数時間前から水分取ることをやめました。おかげで上映が終わるころにはフラフラです。

この映画は宇宙モノのSFで、結構小難しい科学のお話とかも出て決ますが、やはり根本のテーマは家族愛(特に親子の愛情)なので、比較的感情移入しやすいです。おかげさまで観るたびにボロボロ泣いてます。そして、この映画ではノーラン作品ではおなじみの「時間」というテーマが作品のメインに添えられています。「どんな映画?」と聞かれたら、「家族との時間についての映画」と答えるかもしれません。

親孝行的な行動になかなか踏み切れないあなた、お子さんと接する時間をなかなか取れないあなた、この映画を観て今すぐ何か行動を起こすべきです。あと、この映画を観る際はお手洗いを心行くまで済ませてからにしましょう。

 

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4.『Skyfall(2012)』

4本目はイギリスのスパイ映画の金字塔、007シリーズから『Skyfall(2012)』です。歳を重ねたダニエル・クレイグの渋みが素晴らしい作品ですね。ストーリーは、イギリスのベテランスパイであるジェームズ・ボンド(= 007)が、老いてかつてほどの力を発揮できない中、上司の命令で死にかけて不貞腐れたり、「お前はもう時代遅れ」と言われながらかつてないほどの強敵と戦って勝つことで完全復活を遂げる、というような感じでしょうか。

上記の通り、作品としては主人公ジェームズ・ボンドの老いと復活がテーマの作品ですが、つまるところジェームズ・ボンド = イギリスなので、かつて栄華を極めた大英帝国の衰退と復活を高らかに歌う映画です。

ちょうどこの時期は奇しくもロンドン五輪の時期で、開会式でもジェームズ・ボンドが登場しています。国際社会でのイギリスの存在感が薄れゆく現代、五輪という国力を世界にアピールするイベントを控えてイギリスが活気づく中で制作された作品で、マーベル作品やハリウッドアクション大作のような派手な爆発がなくとも、この作品は異様なほどのエネルギーを発しています。そんな、制作者たちの、イギリス国民の熱気が伝わってくる作品です。映画には基本的には、ストーリー、映像、音以外の情報伝達手段はないはずですが、たまにスクリーンから伝わってくるよくわからないエネルギーに圧倒されような映画があるんですよね。これもそれです。ちなみに派手な爆発のあるマーベル作品もだいすきです。爆発なくてもだいすきです。

 

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 いかがでしたか?皆さんのすきな映画、気になる映画はあったでしょうか。

本当はもっと書く予定だったのですが、書きたいことが多すぎて当初の予定より多くなってしまったので、ここでいったんやめておきます。
映画は世界中の人が考えている様々なことを表現して体験させてくれる最高のエンターテインメントの一つです。もちろん、本も音楽もゲームもそうですが、映画にも大変お世話になっております。映画ありがとう。

皆さんもおすすめの映画がありましたら、是非是非教えてください!
ここまで読んでいただきありがとうございました!

Masa

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