[sdgz-blog]Vol.14 POPUPを振り返って

[sdgz-blog]Vol.14 POPUPを振り返って

こんにちは。代表のbataです。

POPUPにお越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。

楽しかったですね。



Sleepy boyの例の香水の発声が店内に何回も響き渡り、
目を閉じれば聞こえてくるレベルでしたね。もう聞きたくありません。

今回はじっくりPOPUPに至った経緯や当日について振り返ってみたいと思います。

●POPUPをなぜやったのか
ビジネスの特性や運営年数を考えると、
POPUPをやるにはもっと後でも問題は無かったと思っています。
それでも実施した理由が明確にあります。

皆さんと会う機会を作りたかったからです。

なぜ会う機会を作りたかったのか。

一つは、日ごろ中々買えない人がじっくり見て触って感じて、
”ちゃんと”買っていただけるようにするためです。

大変ありがたいことにECサイトは即完売が続いています。
リメイク品はその加工レベルや工夫の度合いから物量を確保することができないし、
いわゆる工業品的に大量生産できるようなものでもありません。
加えてあのレベルで同じことをできる人も中々いません。

反対にSouvenirシリーズはリメイク品ではないので、
それなりの量を用意できはじめたのですが、
それでもスウェットは特に大人気ですぐに売り切れてしまう状況です。

 



「大変申し訳ありません」と心からいつも思っています。

だから、POPUPというオフラインのイベントを開催し、
いつも買えない人にとっても買える機会を提供させていただきたかった、
というのが一番大きな理由としてあります。

もう一つ。皆さんの目は何によって輝くのかを知りたかったためです。

普段はECサイトやインスタグラムといったデジタル上のコミュニケーションだけです。
皆さんがどういうときに、あるいは何を見て、目を輝かせていただけるのかが分かりづらかった。

オフラインイベントを通して直接的に会話できることで、表情を見ることができることで、
今後どういったことを我々はもっとすべきなのか知る機会を持ちたかったのも大きな理由です。


●POPUPを通して
開催の2週間前の告知で、場所も非公開とややゲリラ的な状況でも
大変嬉しいことに多くの方にご来場いただきました。

僕は当日受付と導線づくりのお仕事や写真係と、
とても代表がやるとは思えない仕事をしてましたが、
待っていただいている時間に皆さんとちょっと会話できるのがとても良かったです。

(メンバーのみんな、意外とあれは特権だったぞ)

「え、代表ってあの人だったんだ」となった方、何も言わずに気さくに話しかけてすみません。

上は40代の方から、下は中学生の方まで。
北は北海道から・・・と言おうとしたら海外からお越しの方まで。
かなり初期のころから知っていただいている方から、最近知っていただいた方まで。

皆さんの様々な背景を知れて、こうやって足を運んで下さる方々がいて、
心から幸せな気持ちで満たされました。

そんな中で、

今後もっと注力していきたい、アパレルの価値の根源的なものに挑戦したい。
そういった想いが強く反映されたリメイク品。
リメイク品がどう皆さんの目に映るのかが、僕らの一番の注目でした。



結論、皆さんが口をそろえておっしゃっていたのは、
「この品質でこの価格で買ってしまっていいの・・・?」
でした。

sdgzはかなり自分たちの作りたいものを作りたいように作る、
自分たちがかっこいいと思っていて信条として持つものを作ると、
我ながらエゴが強めなブランドという自負があります。

さながら宗教的です。霊言は聞こえてきませんが。

そんな思想が最も強いリメイク品を皆さんに広く受けいれていただいたことが
何よりも嬉しいというのが率直な気持ちです。
おかげさまでトップス系はすべてその場で完売という状況でした。

リメイク品ではないが想いの強い服たちも大変好評をいただけました。
とくにFDJ JacketとArt School Jacketの人気はやはり高く、
お店の前を歩く一般の方も足を止めて声をおかけいただくほどでした。


「ああ、やっぱり間違っていなかったんだな」と感じた瞬間ばかりでした。

あわせて、「あんなものも欲しい」「こういうものをもっと出してほしい」
といった嬉しいご意見もたくさんいただき、
今後の商品企画や開発のヒントになることばかりでした。

重ねてありがとうございます。

●POPUPを終えて
僕はロックバンドが大好きでこれまでいろんなバンドやフェスに行ってきたのですが
(これを書いている翌週には東京ドームで人生8回目のワンオクが控えています)
終わった後の余韻は何にもの代えがたいものがあります。

いまもそんな感じです。同じ余韻です。

思えば、Sleepy boyとはもともと大学時代のただの友だちです。
一緒に遊んでいた友達と、ブランドを運営してオフラインで何かを開催するまでに至ることが、
人生とはよく分からないもんだと何度も思った次第です。

まだまだ僕たちは小さなブランドですし、
お金にモノを言わせたコンセプトや信条の箍を外して、
きわめて資本主義的な勝負に出るようなことは今後も無いでしょう。

それでも少しでも多くの方々に、より思想を込めた服を、
届けていけるようにこれからも頑張ってまいります。

未熟な我々ではありますが、
今後ともsdgzをどうぞよろしくお願いいたします。

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