[sdgz-blog]Vol.15 僕らを作った映画 : Ryoto*

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僕らを作った映画

sdgz のメンバーが順番に映画を紹介していくシリーズ!初回はRyoto*が担当します🫡



僕自身、映画は普段から結構観るので、紹介したい作品は沢山あるのですが...今回は、「グラフィックデザイナーとしての活動において影響を受けている作品」の一部を紹介致します!

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『Trainspotting(1996) /Trainspotting2(2017)』


まず紹介させて頂くのは『Trainspotting(1996) / Trainspotting2(2017)』。主演は、「スターウォーズ」オビワン=ケノービ役で有名なユアン・マクレガー。ドラッグ狂いの最低な若者達の、狂気/快楽/苦悩を、時にコメディに、時にシリアスに描いたカオティックな群像劇です。古着界での人気も高く、ビンテージTシャツは相場数万円...(!)。
かなーり汚ならしい描写も多いのですが、美術の仕事が素晴らしく、色彩や画面構成の力で全てが"オシャレ"でアイコニックに仕上がっています。代表曲"Born slippy"や、挿入曲”Dads best friend"はじめ、サウンドトラックも見逃せません。
いくつになっても刺激を忘れたくない人に見てほしい作品です!20年越しに作られた続編のクオリティも、圧巻。(ちなみに僕は続編の方が好きです。最高なので、未視聴の方は是非!)


続いて紹介するのは...
「サイバーパンク(映画ジャンル)」

...あれ、作品名は?そうです、すみません。
サイバーパンクと呼ばれる作品は多く、どれも大好きなので絞れませんでした...。日本が世界に誇る作品達が沢山ありますよね!
僕は、エヴァンゲリオンやAKIRA、攻殻機動隊をはじめとする、所謂「サイバーパンク」の作品達に幼少期から非常に強い影響を受け育っており、現在のデザイナーとしての制作でもその影響を意図的に反映しています。部屋の中にはグッズが沢山👀

特に大好きなのは、攻殻機動隊の初映像作品「GHOST IN THE SHELL(1995)」の続編に当たる、「イノセンス(2004)」という作品です。"人間である事とは、魂を持つ事とは何か" という攻殻機動隊のテーマを特に深く描いている作品。クラシックが流れる中、夜のネオン輝く繁華街を年代物の車で走りながら会話するシーンはずっと観てられます...。
Ground Y(Yohji Yamamoto)とのコラボもありましたね!



(Ground Y × INNOCENSE, 2019)

他にも、サイバーパンク映画として、日本のアニメ映画だけでなく「マトリックス」「ブレードランナー」「レミニセンス」等、海外の素晴らしい実写作品も沢山あるので、あなたもお気に入りの作品を探してみては。


『時計仕掛けのオレンジ / A CROCKWORK ORANGE (1971)』

映画史が誇る名監督、スタンリー・キューブリックの代表作の1つ。遠い未来、荒廃した街で夜な夜なハイになって暴力を楽しむギャング集団のリーダーが、仲間の裏切り、復讐に巻き込まれ人生を狂わされていくぶっ飛び映画。圧倒的暴力、性描写に加えて、印象的に随所で流れるベートーヴェンの美しい音楽。ミッドセンチュリーらしい鮮やかな色彩美術表現と人間の狂気、これぞ映画だ!という凄まじいエネルギーが詰まっています。
高橋盾率いるUndercoverとのコラボも記憶に新しいですね!



(Undercover × A Crockwork Orange 19FW)


『バードマン あるいは (無知がもたらす予期せぬ奇跡) (2014)』


公開当時、中学生でしたが、とても衝撃を受けたのを覚えています。その昔ヒーロー映画で主演を演じたものの、現在は落ちこぼれの中年俳優の葛藤、苦悩を描いた映像作品。一発撮りかのような切れ目のないフィルムワークはまるで舞台演劇のようでありながら、映像ならではの現実と虚構が混ざり合うアート空間。主演のマイケル・キートンが実際にかつて「バットマン」を演じていた事も、作品に深みを出しています!
金や利権・プライドに縛られる人間社会の中でも、"なにかを創りたい"という純粋で強い意思があれば、自由に羽ばたき、きっと予想も出来ない何処かへ辿り着けるという、勇気とエネルギーを貰えるような作品でもあります。



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いかがでしたか?皆さんのお気に入りの作品はあったでしょうか。いつの時代にも素晴らしい映画が沢山ありますね。僕は映画館そのものが大好きで、小さい頃から映画を見ない日も隙あらば映画館に行き、空気を味わっていたりしました笑映画、ありがとう。

皆さんもおすすめの映画がありましたら、是非是非教えてください!

それではまた。

Ryoto*

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